ロイヤルくそビッチ。その名はアンリエッタ
ゼロの使い魔 - 2014年12月06日 (土)

トリステインの王女、アンリエッタはこの日も遅くまで公務に励み、遅い就寝を迎えていた。
自分の時間など取れない激務にあって、就寝の時だけが唯一安らげる時間だった。
そんな彼女の運命を変えてしまう出来事が間もなく起きる
ベッドに腰掛けようとしたアンリエッタを謎の発光が襲う
ピカッ

どこから発生したかもわからないその光にあてられ、彼女の意識は一瞬で深い闇に堕とされてしまう。

まるで人形の様にその場で立ち尽くした彼女の前に、ベッドの下から女が這い出してきた。
その女は王室に仕える一人のメイド。5年の奉公の末、今年からアンリエッタの寝室も担当するようになった女だ。
そのメイドはアンリエッタの前に立ち、高笑いすると懐から薬を取り出した。
液体状の薬は瓶に入っていて、蓋をあけるとそれをアンリエッタの口へとあてがい、そのまま中身を口へ流し込んだ
メイドは空になった瓶を捨て満足そうな表情をしたと思うと、途端に虚ろな目で部屋を出てどこかへと消えた。
同時にアンリエッタにも異変が起こる
翌日の議会で売春宿の大量設置を提案したのだ。これまで国内に公式の売春宿の設置例は無い。
名目は税収の増加と性犯罪の抑制だが、その内容と貞淑なアンリエッタの提案に驚きと混乱が生まれた。さらに続けた言葉は想像の上をいくものだった。
アンリエッタが飲まされた薬は性への抵抗感を一切取り除き、逆に全ての事柄を性に結び付けて考えるようにしてしまう禁忌の薬だった。
メイドがそれをどう入手したかは定かではないが、本人は失踪
アンリエッタの暴走は国を破滅へと導き始めた―――














