人間を辞めるレイ、アスカ、洞木ヒカリ。～仲間達との記念ビデオ～

「ファースト！さっさと起きなさい！撮影に遅れちゃうでしょ！！」



「うん……」

綾波レイと惣流・アスカ・ラングレー、そして洞木ヒカリは数人の男達とある海岸に撮影目的で来ていた。
前日入りし、翌朝から撮影スタートとなったのだが、レイだけ少し寝坊していた。

―――

ビーチに集まった面々は、主役である女子三人を囲んで、撮影開始に先立って宣誓ビデオを撮影した。

「これから私達は、卒業式の撮影をします」



「御主人様の牝奴隷になって、人生の全てを捧げることになったので、今日は人間卒業式です」

「人権も何もかも失って、ただの牝奴隷になる記念日をこんなに晴れた日に素敵な場所で行えることが幸せです」

「これから御主人様に三人一緒に処女膜を捧げる儀式をこれからするにあたって……」

「私達三人は、誠心誠意奉仕し」

「最高の儀式をやり遂げることを誓います」

「ワシらも撮影頑張るで！」

「あはは……」


彼女達は全員がマインドコントロールによって支配され、異常なことだと認識していない。
まだ牝奴隷ではない人間最後の瞬間を記念にビデオに撮っておくのは、これから御主人様になる男には秘密だ。

撮影を行う男たちのビデオカメラには、まだ女達が正常だったころの姿から、洗脳されていく過程が全て納められている。
牝奴隷になった暁に、この人間最後の瞬間を一緒に納めた記念の映像を御主人様にサプライズで渡すのだ。


儀式後にこれを渡された男は、映像干渉しながら再び三人を犯すのだった―――