インフィニットストラトスMC【EPISODE6 幼馴染の記憶】
IS 〈インフィニット・ストラトス〉 - 2016年10月20日 (木)


『幼馴染の記憶』

「デュノアさん」
「ボクに何か用かな?」
この日の令次はシャルロットが一人の所を狙い、声をかけていた。
性欲を発散するためではなく、新しく暗示を与える為だ。
表だってシャルロットとは関わりのない令次は、彼女に声をかける必要性が無い為、人目のあるところで声をかけてしまうと周囲から訝しげに見られてしまう。
まずはそれを改善し、表だって声をかけても不自然じゃない状況や関係を作るのが暗示の目的だ。
それにはできるだけ不自然じゃない形をとらなければならないが、『普通に仲が良くなった』というのでは周りが納得しないだろう。
かといって、徐々に接する機会を増やすといった回りくどいやり方も面倒だし、何より面白くない。
そこで令次はシャルロットが外国人だというところに着目し、ほとんどの人間が知らない彼女の過去を改竄して偽の記憶を与えることで、関係性を作り上げることにした。
「ちょっと話があるんだ。乳首味のオレンジジュース」
「えっ―――」
「……」
「よし。手際よく暗示をかけないと……」
令次は事前に用意してきたメモを見ながら、短時間で暗示をかけた。
シミュレーションしてきたこともあり、3分とかからず暗示をかけ終わる。
彼女は夕方の自主訓練を終えた後で、この通路を誰かが通る可能性は低かったが、それでもみられると面倒なので緊張した。
無事に暗示をかけ終えると、目を覚ましたシャルロットにいつもと同じ誘いをかける。
「今晩なんだけど、オナニーしたいからお願いしてもいい?」
「うん、いいよ。部屋に行けばいいかな?」
「そうだね。夜の11時くらいに来てもらえるかな」
「わかった。それじゃあその時間に行くね」
「よろしく」
オナニーの約束をした、令次は部屋に戻る。
去り際に右の小指で首筋をわざとらしく大げさに掻き、その後ろ姿をシャルロットに見せつけながらその場を後にした。
それを見たシャルロットは即座に反応した。

「えっ!?」
(い、いまのは……!)
令次は元々、人と話した後に小指で首筋を掻く癖がある。
それも女子に気持ち悪がられる要因のひとつなのだが、この時のシャルロットは暗示によってある変化が起きていたので反応が違ったのだ。
(良し、ちゃんと見たな)
振り向くことなくそのまま立ち去った令次は、部屋に戻ると一夏を催眠状態にして部屋をあけるようにした。
シャルロットが来ている時間、共用トイレに籠るようして不在の状況を作るのだ。
そして夜が更けた深夜11時、約束通りシャルロットが部屋にやってくる。
令次のオナニーを自分の体で手伝うためだ。
まだ風呂に入っていないというので、シャワーを浴びさせてから行為に及ぶことにした。

「風呂上りの体を見るとすぐ勃起できちゃうなぁ」
「良かった。オナニーの道具として手伝う以上、勃起してくれることは嬉しいことだよ」
「じゃ、まずはしゃぶってもらっていい?」
「うん。じゃあオチンチンだしてくれるかな」

「……」
勃起したチンポを見て無言のシャルロット。
これまでならオナニーの手伝いなら何も気にせず即咥えただろうが、今日は違った。
令次も特に催促せず、あくまで自分のペースでしゃぶらせてやるつもりだった。

「んんっ、じゅるるっ、んっぼんっぼ」
「あ~…いい。今日はまだ抜いてないから……も、もうっ!」

「~~~んッッ」
暴発気味に射精された精液が口の中に充満し、鼻に匂いが突き抜ける。

「うっ!」
チンポを抜いた瞬間の刺激で、残っていた精液も飛び出し、シャルロットの顔にかかる。
「ふ~……それじゃあ二回目するから、そこで横になって」
「う、うん。わかった」

(こいつで好き放題ヤれるかと思うと、すぐ復活しちまうな)
シャルロットはあくまで自分をオナニーの道具としかとらえていないので前戯なしでも従順にチンポを受け入れ、何度中出しされても気にしない。
だがこの日のシャルロットはどこか気もそぞろで、心ここにあらずといった感じだった。
セックスが終わり、シャワーから出てきたシャルロットはその理由を自分から話す。

「その、ちょっと聞いてもいいかな?」
「ん~?俺に何か質問でもあるの?」
「う、うん」
「ふーん、まぁなんでも聞いてよ。答えられるかはわかんないけど」
「単刀直入に聞くけど、君は……レイジ……なの?」
「へ?そうだけど?」
とぼけた表情をする令次に、そうじゃないとシャルロットは言う。
「そうじゃなくて、君はレイジ……レイジ・ムーク……だよね?」
「あ、気付いた?」
「やっぱりそうだったんだね!」
シャルロットは『偶然』見た令次の癖で、母国で幼馴染だった男のことを思い出していた。
その男の名前はレイジ・ムーク。幼年期からイギリスを出るまでのずっと一緒にいた幼馴染だ。
やや体が大きくなり髪型も違うせいで今まで気付かなかったが、なんとその幼馴染は同じIS学園にいたのだ。
幼馴染と同じ癖を見て、シャルロットは武久令次がレイジ・ムークと同一人物だと確信したのだ。
「俺は気付いてたよ」
「レイジ……気付いてたんならなんで言ってくれなかったの?」
「俺なんかと幼馴染だと思われたら嫌かと思ってさ」
令次が女子から嫌われていることはシャルロットもわかっていたが、そんな辛い気遣いをさせてしまったことで胸を痛めたようだ。

「そんなこと……気にしなくてよかったのに」
久しぶりの再会に昔を懐かしむシャルロット。
幼馴染に会えて嬉しそうだが、その口から思い出が語られることはない。
何故ならその過去は暗示によって与えられた偽りの過去だからだ。
(ちょっと不安だったけど暗示通り俺を幼馴染だって思ってるな)
(今はまだ単なる幼馴染だけど……これからもっと深い関係を思い出させてやるからなぁ……ハハハハッ!)
「どうしたのレイジ。ニヤニヤして」
「あ、いや……シャルロットが俺に気付いてくれたのが嬉しくってさ」
シャルロットは目の前の幼馴染の笑顔から、その邪な気持ちを読み取ることが出来なかった。
つづく
【キャラクター紹介】

鈴音と一夏が付き合いうことになり、大きなショックを受けている。
告白できなかった自分に激しい後悔をしている。
一夏に呼び出され、事情があって鈴音と付き合っているが本当は自分の事が好きだと打ち明けられる。
いつか正式に付き合う時まで表向きは今のままで、秘密裏に一夏と交際を始めた。
セシリアに聞かれ、一夏にマッサージをしてもらっていることを教える。
周囲の女と接点が多い一夏に内心嫉妬している。
導入キーワード:アルミ製のこんにゃく

一夏を催眠術で自分の彼氏にしていたが、一夏に催眠をかけているところを武久令次に目撃されてしまう。
油断していた彼女は一夏に催眠導入されてしまい、導入キーワードを設定されているとも知らず令次のところへ来てしまう。
暗示をかけられ性行為に及ばれる直前、友達が呼びに来たことで難を逃れる。
休日を終えてIS学園に戻るまでは、何事も無く過ごした。
改めて催眠状態にされ、被虐・破滅願望を植え付けられてしまう。
その願望を満たすため令次を催眠支配していると思い込み、ファーストキスをチンポに捧げた挙句処女まで奪われてしまう。
さらには一夏をEDにしてしまう。
導入キーワード:美味しい鉄骨

一夏が鈴音と付き合っている姿に切ない毎日を送っていた。
精神的に不安定になっていて、イライラを隠せない場面があり、特に令次にはそれが顕著。
模擬戦などでも容赦なく令次を痛めつけるため、時々注意されている。
一夏に振り向いてもらう為、自分磨きをしようと決意。
その矢先、箒から話を聞き一夏にマッサージをしてもらうことになるが、それは罠で催眠導入されてしまう。
導入キーワード:スカートを履いた大仏

一夏が鈴音と付き合い出し、凹んでいたが気丈に振る舞っている。
言葉巧みに進められ鈴音の催眠導入を受けてしまった事で、少しでもHなことを考えると強烈な自慰欲求に襲われるようにされてしまう。
さらにオナニーの定義そのものまで歪められてしまい、武久令次とお互いの体を使った相互オナニー関係を結ぶ。
挿入し処女を失ってもあくまでオナニーなため、それがセックスだと思っておらず、自分はまだ処女だと認識している。
快感に目覚めたのか積極的にオナニーしている節がある。
導入キーワード:乳首味のオレンジジュース

例に漏れずショックを受けているが、諦めているわけではない。
相変わらず一夏を嫁扱いしている。そのこともあって鈴音との衝突が増えている。
令次の甘言に耳を貸してしまい、令次本人による催眠導入の最初の一人にされてしまう。
常識を簡単に上書きできるようにされてしまい、令次の言う常識を完全に信じるようになった。
トイレのウォッシュレットはオナニーするためにあるという常識をインプットされた。
導入キーワード:食べられるダイナマイト

鈴音の催眠術によって彼氏にされてしまっていた一夏。
同級生の武久令次に導入キーワードを知られてしまい、暗示によって鈴音に催眠導入をしてしまう。
休日の間は特に用事も無く、家を中心に何事もなく過ごした。
知らぬ間に令次に催眠支配されていた鈴音によってEDかつ寝取られマゾにされてしまう。
自分に想いを寄せる女の子が令次に寝取られたのを知ってしまっても、令次に対する圧倒的敗北感と、どうやっても勝てない・従うしかないんだという心が芽生える様に爆弾を植え付けられている
さらにEDを直すためには一夏に好意を寄せる女全員が完全に寝取られ、そして一夏自身が魂レベルまで令次に屈服する必要があるが、現時点ではこの治療方法を一夏は認識しておらず、3人寝取られるとそれを自覚できるように設定されている。
寝ている間に鈴音にファーストキスを奪われ、しかもそれは令次のウォッシュレット行為をした後の汚い唇だった。
箒に事情と気持ちを告白し、内密に付き合うことになる。
その流れて箒を催眠導入した。同じくセシリアにもマッサージという名目で催眠導入を行い、キーワードを設定した。
令次が他の女に支配の手を伸ばすため、意図的に鈴音や箒以外の女子とも接点を維持させられているが、本人は自分の意志で
していると思っている。
導入キーワード:屋根裏の地下室
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