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regza

Author:regza
回転寿司で味噌汁は今日何がありますかって聞いたら
「あら汁」と「かに汁」あと……「ブラジル」って言われました。

思わずフフッって笑ってしまった自分が悔しい。

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[2ch]美形タイプ催眠使い2

※2chスレより駅前のショウウィンドウでボクは髪型を直した。
これから会う人の為だ。
ボクは優秀な人、つまり努力する人には敬意を払う。
ボクがこれから会うのはそういう人だ。
「ねえ、そこのお兄さん!」
とボクに声をかけてくる女性の次の言葉は大体「モデルをやらないか」「ホストをやらないか」「芸能界にはいらないか」だ。
「失礼、急ぎなので」
「そう言わないで……」
食い下がってくる女を振り払うように足を速めた。
(アナタが三人居ても、ボクがこれから会う人の時間を割く価値がないんだ)
駅に着くと、ボクは壁に背をかけて彼女を待った。
耳にイヤホンを指して英単語を学習する。
「………」
黙って立っていると時々女達が色目を向けてくる。
一度自分の顔を鏡で見ればいいのに。
「だ~れだっ!」
「叔母さん」
「それ禁句~」
口と尖らせた舞がサングラスをずらしながらボクを見上げた。
「髪伸びた?」
「ウィッグ」
通りで気づかない訳だ。
舞はするりとボクの腕を取る。
「大胆だね」
「だから変装しているんだよ、お兄ちゃん」
この年下の叔母は白い歯を覗かせると、さらに身を近づけた。
「そうだね」
ボクはスラリと高い、華奢な舞の身体を抱きしめた。
「ちょっと貴愛……」
タカチカ……とボクの名前を繰り返す舞。ボクは嫌いだ。貴い愛なんて名前。
でも、舞に言われるなら心地好い。
「会いたかったよ」
「……私だって、そうよ」



ボクの母は13でボクを産んだ。
舞はボクと前後して産まれた母の両親……ボクの祖父祖母の三番目の子だ。
舞は母に対して姉という感覚は持ってない。
祖父たちはボクを自分たちの子として育てようとしたが、母はそれを嫌がって家を飛び出たからだ。
父親はわからない、語らなかったという。
長女の母と家族の間に立ったのは舞の姉に当たる叔母だ。
彼女は平凡な人で、もうすぐ結婚を控えている。
その叔母に時々一緒に付いてきたのが舞だった。

「明後日だろう、ライブ。楽しみだな」
「私はあんまりなんだけどね……」
舞は高校生ながら結構な人気のバンドのギタリストをしている。
だが、彼女の真価は音楽ではなく作詞能力にある。
「私はホントは音痴なんだ。ギターもひいひい言いながら弾いてるの。
 ウチってダブルギターじゃない?アレってホントは私が居なくても曲はできるのよ」
「そんな風には見えないけどな」
「良くないわよ。私がどれだけ苦労していると思っているの?」
「だからボクは舞が好きなんだよ」
それに舞の歌詞が無ければあのバンドは二流だ。
「ツアーもさ、みんな私にトップやれっていうのよ」
「そりゃ見栄えがいいからだろう」
サングラスなどかけていなければ街行く人は、(舞が有名人だという事を差し引いても)振り返るだろう。
「でも舞を客寄せパンダにしようっていうのは、自分たちの音楽に誇りがないな」
「本気にとらないでよ。みんなプライドもってやってるわ。でも、ノエルさんと同じコトいうのね」
「ん?ベースの人だっけ?」
「うん」
舞が差し出したクレープをボクは囓る。
「それに」
「それに?」
「みんなの協力があるから、こうして逢えるんじゃない。
 帰ったら怒られるんだよ?リハをすっぽかしたことと……」
「朝帰りで?」
「ん」
短い肯定と一緒に肩を預けてくる舞を、ボクは抱きしめようとして……携帯が鳴った。
(咲か……)
腹立たしく思ったが、彼女は無駄な用件でボクに連絡を入れたりはしないだろう。
「ゴメン、少し外す」
相手が相手だけに、会話の内容が他人に聞こえたら不味い。
ボクは一人になれる場所を捜した。



で、帰ってきてみるとだ、
「キミってキョウトマイに似てるね~」
(本人だよ……本物の橋杜舞だ)
ボクは呆れながらも舞に粉を欠けてる男を押しのけた。
「ボクの女に触るな」
というか、見るな。知性の欠片も無さそうな男が。
すると男はボクを知っているらしく、ボクの奴隷の一人である香奈河ゆいの名前を出しながら何か喚いていた。
「……いこうか、舞」
関わりたくないので、舞をそう促すと、激高した男はボクに向かい掴みかかってきた。
「………」
ボクは横に避けると同時に、男に足払いを食らわせる。
「大丈夫?何か誤解があるようだけど……」
転びそうになる男を支える振りをして喉を潰す。
痛みに膝を付く男に、ボクは手を差し出す。
「今は勘弁してくれないかな?」
無理 矢理、男の手をとって立ちあがる手助けをするフリをしながら小指の骨を折る。
「――!」
(哀しいね、喉が潰されてるから悲鳴も上げられないなんて)
「ボクは、恐怖とか痛みとかで人を支配するのは嫌いなんだ。わかるだろう?」
男だけに聞こえるように囁くと、慄然とする男に対して踵を返した。


不思議だな……
舞だけは
舞だけは優しく扱ってしまう。肌を合わせる時も、ボクは何度も、何度も、舞の柔らかい肌を愛撫して
舞の声が漏れる度にその唇を奪って、舞が切なく手を彷徨わせると握ってしまう。
他の女にはこんな事はしない。
しても気持ちよくないからだ。
舞だけは気持ちいい。
舞を優しく扱うと、ボクも気持ちいいのだ。
「………」
「少し、変わったね」
「ん?」
「貴愛は、前は鉄の仮面をすっぽりと被っていたね。今は少し薄い、能面のような……」
ベットの中で舞がボクの頬を撫でる。
「でも、仮面の下も冷たい人……」
「舞……」
キミは、ボクの隣にいるのに相応しい。
ボクは……望んでいる。
「舞、ボクの傍に居てくれ……これは睦言じゃない、本気の意味でだ」
「え……それって……」
舞の左手の薬指を何度か撫でる。
「明日の昼、ボクの家に来てくれるかい?」




「本日の欠席者は全部で三十六名」
「わかった。(彼らには後で催眠をかける必要があるな……)生徒総会の前に人数のチェックは怠らないように」
昼休み、生徒会室で咲の報告を受けながら、ボクは答えた。
「生徒総会までには戻ってくる」
生徒総会は六時限目だ。昼休みと五時限目をサボれば間に合うだろう。
「え?何処に……!?」
「なんだ?咲はボクがいないと何もできないのか?」
咲にはこの一言で充分だ。

.

ボクが家に帰ると、すでに舞が待っていた。
「……貴愛、これは?」
虚ろな目でウェディングドレスを縫い続けるボクの母の姿に、舞は唇を振るわせた。
「前に、母さんの夢を聞いたことがある」
「私が来ても反応しないの……これって……」
「病気じゃないよ。幸せな時間の中にいるんだ」
この人には功がある。ボクを産んだという功が。
だから……だ。
「一ヶ月前、だよ」
「一ヶ月?」
「……ボクがこうした」
ボクは舞の前を通り過ぎると、窓を開けた。
2LDKの狭いアパートは、すぐに横断できる。
「……一ヶ月前に、逃がした」
窓の横の空の鳥かごを、ボクは揺らした。
「リリを?」
飼っていた鳥の名前を舞は口にした。
「ああ。戻ってきたよ……」
賭をしていた。ボクは催眠術を知った時、この力をどうするか……
「戻ってきたら、殺すつもりだった。そして戻ってきた。殺した」
「嘘でしょ……あんなに可愛がってたじゃない……」
「儀式だよ。ボクはこれからボクだけの為に、倫理から見れば悪辣と言われる行為をしていくからね」
ボクは大きく息を吐いた。
「ボクはある力を得た……。勘違いしないで欲しいのは、別にこれで復讐をしようとかいうつもりじゃない」
母は父の事を話さなかった。
だからボクは一人で父を探し出して、でも母は父を恨まず、裁判を起こそうにもボクではどうしようもなく……
理解不能だった。
それは母だけではない。
父も、どうしようもない愚物で……あんな男に母は何処が良かったのか?そう思いながら、ボクは努力した。
お前が捨てた息子はこんなにも輝かしい男だと示す為に、ボクは努力した。
「もしかしたらボクの父にあたる人も、この力で母を使い捨てたのかも知れない。
 でもどうでもいいんだ。この力があって、あの程度しかできない男なんて張り合うに値しない」
ボクに復讐があったならば、それはもう終わっている。
「ボクは誰よりも上り詰める。そして上り詰めた代価として全てを手に入れる」
後ろの舞はどんな顔をしているのか?
何も話さずにボクの話を聞いている。
「ボクは舞にはこの力を使いたくはない。だって舞はこの力を使うべき、優れた人間だ。ボクの隣でね」
手を太陽に翳す。
この手が……ボクに力を与える。
「舞、ボクと一緒に……」
ボクが振り返った瞬間、舞は猿のように飛び跳ねて物陰に隠れた。
「……それは拒絶かい?」
「愛してるわ。だから拒絶する」
凜とした声で舞が答えた。
「愛でるという感情は嫌いだな。愛でられるということは下位の存在ということだ」
「それは人が道具に向けて使う愛よ。人形に向かっていう愛よ」
「他に何がある?」
ボクは一歩、足を進めた。
「やっぱり舞は優れた人間だ」
ボクが振り向いた瞬間に隠れた。ボクの"ある力"というものは判らないだろうが、咄嗟にベターな行為を行った。
そして、ボクがこうして"ある力"を使ってこないということは、対面しなければ意味が無いという証左なのだ。
「でも玄関とは逆方向だ……」
舞と反対側には母がいた。
母はボクの力の影響化にある。近づくべきではない。
……いや、単純に捲き込みたくなかったのだろうか?
それはあまりに愚かしいが。
「それで、どうする?」
物陰から伸ばした舞の手が果物ナイフを握ったのを見て、ボクは笑った。

「人を刺すのは簡単じゃない……狙うなら目がいい。できるといいね、舞」
さらに一歩、足を進める。
「でもね、舞。ここは文字通りボクのホームなんだ。既に罠の中なんだよ」
携帯で香奈河ゆいの番号を呼び出し、床に投げる。
彼女が舎弟を使ってこの家を包囲しているという報告をした。
「ボクは舞にはこの力を使いたくはない……か」
舞は万感の思いを込めて言った。
「……嘘つき」
舞はボクの前に姿を現す。
「じゃあ、催眠をかけようか……ボクの愛しい人形」




「ん……はぁ……」
母の縫ったウェディングドレスを舞に着せて、犯す。
純白の生地が揺れる。
「不思議だね……」
後ろから舞を抱きしめながら、レースから溢れた乳房を包むように撫でる。
「やっぱり舞にだけは、こうして優しく抱きたくなる」
「好きよ……愛してる、貴愛……」
「そういう言い方は止めろといったよ」
「うん」
舞が従順にボクに従う。
「…………」
どうしてだろうか。
他の女達に催眠をかけたとき、この瞬間こそがゾクリと沸き上がる悦楽の瞬間である筈なのに……
「変だね、ボクは」
「嘘つきだからね」
ボクの独り言に答えた舞に、ボクは自嘲した。
「ああそうだね。ボクは舞に催眠をかけるために呼び出して……」
「それは嘘じゃない。だって家の周りに人なんていないわ」
何?
「嘘を付くとき、語尾が下がる癖があるもの……」
何を……言っている?
この女は……
ボクに教えたつもりか?世界は代価だけではないと、無償のものがあると、そう伝えたかったのか……!?
「貴愛?」
呼吸が乱れるボクを、舞が心配そうに覗き込む。
純白のドレスを着た舞が……
う……うわあぁあぁぁぁぁあぁぁぁぁぁ!!!
「舞!!」
はぁ、はぁ、はぁ、はぁ
「……命令だ……ボクを……刺せ……」



「遅くなった……」
「生徒会長!!」
体育館には全校生徒と教員が揃っている。
中にはすでに催眠にかかっているものも居るが……
ボクは舞台裏でその様子を眺めながら報告を聞いた。
「ちょっと……」
咲が床の染みに気づいてボクの肩を取る。
ボクが歩いた後に点々と赤い血の後が残っていた。
「怪我しているじゃない!?」
「ああ」
「大丈夫なの?」
「痛いさ」
ボクは咲を振り払うと、舞台の檀上に進んだ。
「……痛いからいいんだ」
この痛みが……ボクが迷いそうになる時、引き留まらせるだろう。
ボクにもう、帰れる場所などないのだと。
ボクはまだ、甘かったのだ。
だからボクはもう、甘さを捨てた。
「ありがとう、舞」
檀上はライトで酷く眩しく、ボクを見る生徒達の顔などは区別が付かない。
ああ、これだ。
顔があるのはボクだけでいい。
「皆さん、こんにちわ。生徒会長の木戸貴愛です」
今日、ここから始めよう。
この力で
「今日は、みなさんに素敵なお知らせがあります。それは……」
全てを踏みにじり、
隷属させ
「貴方達はこれから、オレが楽しむ為だけに存在してもらうということだ!」
クックク……フフフ……ヒャハハハッハ……
ハーハッハハハハハハハハ!!
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