ＩＳ学園の当たり前？

「織斑！何度言えばわかるんだ！」

いつものように怒られていると、話しの途中なのに千冬姉の言葉が止まった。

あぁそっか。今してるんだ。
表情に出さないようにしているけど、間違いない。



「……」

千冬姉の小便はいつも長い。
オムツをしているとはいえ、大丈夫なのかなって思う。

千冬姉に限らず、ＩＳ学園の女の子達は全員オムツ着用だ。
俺もしてる。それが当たり前だから。

オムツ着用だから、この学園では誰も尿意や便意を我慢しない。
正確には尿意や便意を我慢しないことが当たり前だから、みんなオムツをしているんだ。

授業中だろうが、我慢したりなんて絶対しない。
ただ、模擬戦の時とかオムツ着用できないときが困るんだよな。
集中していれば尿意なんてないんだけど、ふと気を抜いた時に来るから、結構みんなＩＳを濡らしちゃってる。

「……ら！」

「へ？」

「へ？じゃない！織斑！聞いているのか！？」

しまった。千冬姉、今日は終わるの早いな。

あ、やばい。俺もしたくなってきた。
うん、我慢せず、漏らしちゃおう。

俺は千冬姉の説教を聞きながら、オムツに小便をした―――。